春日部市のお隣、埼玉県南埼玉郡宮代町は
『農のあるまち』です。
昨年からこの宮代町で郷土食について
ヒアリングをしています。
その中で、どうしてもこれは継承しなくては!と
感じたのが、わらを燃やして煎るアラレでした。
口に入れるとかすかにわらの香りがするアラレ。
味付けは醤油だけのシンプルさ。
今年はもう春になってしまったので
秋か冬のイベントで
みなさんにもこの『わら煎りアラレ』を
食べていただきたいなぁと思っています。
それまでにまた練習しなくては!
わらが燃える匂いは
どこか懐かしく
遠い子供時代の記憶がよみがえるようです。
昔の薄暗い台所のかまどの中で
燃える炎は、ずっとずっと見ていたいくらい
楽しかった子供の頃へ私をいざなってくれるのでした。
80代のNさんは
いつも身なりを美しくしていらして
お会いするたび、感動します。
髪を覆う日本てぬぐいは
いつもシワがなく美しいのです。
こんなふうに歳を重ねたいなぁ・・・
そう思わせてくれる素敵な方です。
郷土食調査では、食についていろいろ
お話していただくのですが
実はその方のライフスタイルそのものが
興味深かったりするんですね。
食と日々の生活は切っても切れない関係なんだと
感じます。
これからもステキな女性、食、ライフスタイルを
見つけていきたいと思います。